YokoHama Research, Inc.  株式会社 横浜総合研究所


技術紹介>適応学習型自動検査

 画像検査の安定性を妨げる要因として、良品のばらつきやロット変動があります。
 固有の形状やパターンを持ち、良品との比較で検査を行う手法の場合は、特に問題に
なってきます。
 本適応学習型自動検査技術は、このような問題を以下の手法で解決するものです。

(1)自己学習による良品画像の自動合成
  これは、良品サンプルからの平均値計算ではありません。
  複数の検査画像から、良品画像を自動合成します。
  欠陥が含まれていても、かまいません。
  画像内に周期性のパタンがある場合は1画像から良品画像を合成可能です。
  不良品が混じっていても、不良画素を自動検出して取り除いた上で良品画像を
 自動合成(自己学習)するため、通常の良品登録や良品学習のような手間もかかりません。
  
(2)時系列的な適応学習
  良品画像の自動合成は、毎回の検査の度にリアルタイムに更新され、常に最新の状態に適応します。


■半導体パタンウエハへの適用例:



■フィルタシートへの適用例:

       原画像             フーリエ周波数解析           欠陥抽出画像
原画像            合成良品差分画像         欠陥抽出画像