YokoHama Research, Inc.  株式会社 横浜総合研究所


技術紹介>多次元データ可視化/学習・認識

多次元データの可視化
多次元データの可視化: 

 画像パターン認識や制御問題などにおいて、ある対象や状態を、複数
(N)個のパラメータで表現して種類や状態を判断する場合には、それ
をN次元ベクトル(点の位置)としてとらえ、N次元の空間上で、どの
ように分布しているかを知ることが重要になります。

 同じ種類のものは、ある点の近傍に集中し、異なったものではそれと
は離れた場所に位置にすることにより、識別が可能になりますが、N次
元の点の分布は、Nが4以上の場合、人間には観察できません。

 本技術は、N次元ベクトルの点近傍を、N次元空間上の点から3次元
空間上への言わば形状変換写像を用いることにより、他の点近傍との分
布状況の違いが分かるように表現することで、特徴ベクトルを構成する
パラメータを視覚的に評価する機能を提供いたします。

     Link Mapping           Polygon Mapping


ネットワーク学習・認識モジュール

ネットワーク型 高速学習・高速照合技術:  

 多次元データは、多数のデータに対する学習処理でネットワーク構造
化されることにより、新たなデータに対しての照合・識別などの認識機
能が極めて高速に処理可能です。 

 左図上段は、クラスターユニット(CU)層で、学習データをクラスタ
リング構造化して、記憶したものになります。
 1つのCUは、3層ニューラルネットワークと比較した場合、
      〔多数の中間層+1つの最終層ノード(ニューロン)〕
に相当する機能を提供します。

 左図下段は、ファジィ量子化ユニット(FQU)層で、入力ベクトルを
効率よく量子化し、学習時にはクラスターユニットへのネットワークリ
ンクを最適化して形成することで、超高速の学習・照合を提供します。
                   (クリックで動画画面へ⇒)
(←画像クリックで拡大画面へ)

Self Learning :いわゆる教師なし学習です。


Conflict Check :教示データの矛盾を調べます。

  F.Q.Unit(入力センサー)    C.Unit(学習記憶パタン)


■用 途

 多種類、あいまい、膨大な情報やデータにより、経験に基づいた高度な判断や処理が求められ、かつ、アルゴリズム化
が困難なテーマをシステム化する際には、是非、本技術(製品名『Dimension Agent』) の適用をご検討下さい。

 学習により構造化された多次元のデータは、ニューラルネットの様にブラックボックス化することなく可視化(視覚化)
される為、優れたヒューマンインタフェースを兼ね備えた実用化技術として、皆様のお役に立ちたいと考えております。

   ・制 御 : ファジィ制御、自動制御、自律制御、シミュレーション、自動車、船舶、飛翔・飛行体、ロボット
          ゲーム
   ・診 断 : 故障診断、波形診断、画像診断、医療診断
   ・監 視 : プラント・設備監視、プロセス監視、進入監視、屋外監視、室内・店内監視、
          海底監視、海岸監視、水中監視、海洋監視、航空監視、交通監視、危険回避、危険予知
   ・検 査 : 印刷物、色ムラ・筋ムラ・輝度ムラ検査、目視検査の自動化、自動欠陥分類(ADC)
   ・保 全 : 予防保全、予知保全
   ・認 証 : 生体認証(バイオメトリクス:顔、指紋、掌紋、網膜、静脈、等)
   ・認 識 : 画像認識、音声認識、手書き文字・手書き図形等の認識(パターン認識)
   ・検 索 : 類似検索(あいまい検索)、画像検索、映像検索、音声情報検索(音楽、歌、等)、文字情報検索、
          巨大データベース検索
   ・予 測 : 進路、軌道、金融、株価、気象、各種指標・指数
   ・防 衛 : 追跡・追尾、ターゲット捕捉、電波解析
   ・審 査 : 資格審査、与信審査、合否判定
   ・その他 : データ解析、多次元データ・多変量データ可視化、データマイニング、意思決定、スケジューリング  
  
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